ストーリー
才能よりセンス、私の道は自分で創る
ストーリー:
私が子供の頃から抱いていた夢は、写真家や画家になることでした。
アーティストに強く憧れていたのです。
私の両親はジュエリーデザイナーで、共にデザインの仕事を通じて出会ったそうです。
さらに祖父は大工をしており、私の家系は代々、何かを作り出すことに情熱を注いでいました。
その環境の影響もあってか、私も幼い頃から自然と「創ること」に惹かれ、
特に写真家や画家になりたいと思うようになりました。
しかし、当時の私はどうすればその夢を叶えられるのかを全く知りませんでした。
子供の頃はカメラが高価で、家計の事情から手に入れることができませんでした。
そのため、代わりに絵を描くことが好きになり、暇さえあれば落書きをしていましたが、
それはあくまで趣味の範疇でした。
成長するにつれて、私はある現実に直面しました。
それは「アーティストになるには才能が必要だ」という社会の暗黙のルールです。
この考え方に強いショックを受けました。自分にその「才能」があるのかどうか分からず、
自信を失いかけましたが、そこで一つのアイデアが浮かびました。
それは「才能」ではなく、「センス」でなんとかならないかということです。
私にとっての「センス」とは、知識や経験を通じて鍛えられる能力のことです。
これなら、努力次第で磨くことができるのではないかと思い、
私はグラフィックデザインを学ぶために学校に通い始めました。
しかし、思わぬところで人間関係の問題にぶつかり、残念ながら中退してしまいました。
それでも、クリエイティブな仕事に対する情熱は変わらず、
「やりたいこと」への思いは色褪せることはありませんでした。
そんなある日、友人がクラブイベントを開くと言い、DJかVJをやってみないかと誘ってくれました。
私は映像表現に興味を持っていたので、VJを選び、そこから映像制作の世界に足を踏み入れることになりました。
その後、映像制作会社に入社し、さらに経験を積むことができました。
そして、その後Web制作会社に転職し、映像とWeb制作の両方を学びました。
2016年7月7日を境に、私はフリーランスのデザイナー・ディレクターとして、
映像やWebを活用したクリエイティブな仕事を続けています。