「国籍が売れる世界」がやってきたら?
- Takahito Matsuda
- 3月21日
- 読了時間: 3分

もし、国籍が「買える」ものになったら?パスポートをAmazonでポチッ。生まれた場所も、血縁も、何も関係ない――あなたの“国”は、あなたの財布が決める世界。
そんな世界が本当にやってきたら、社会はどう変わるのでしょうか?
💰 国籍が“商品”になる時代
そもそも国籍って、生まれや血縁、結婚や帰化といった「条件付き」でしか取得できないものでした。でも、もしそれが「誰でも」「お金さえあれば」買えるとしたら?
富裕層は日本やドイツなど、パスポートが強い国の国籍を次々と購入。
「国籍投資」なるジャンルが生まれ、「次に価値が上がる国」を予想するファンドが登場。
逆に、経済的に弱い国の国籍はセール品のように安価に取引される…。
つまり、「国籍格差社会」の爆誕です。
🏙 国籍マーケットと社会の変容
国籍の売買が当たり前になったら、こんな未来も見えてきます。
1. 国籍選びが“就活”より大事になる
「どこの国の国籍があれば、税金が安くて、就職も有利か」学生たちは“パスポート戦略”で人生を設計するように。
2. 新ビジネス「国籍コンサル」
「あなたの性格と資産状況に最もマッチする国籍は…ノルウェーです!」AIが診断し、国籍をプランニングしてくれる未来。
3. 新たな貧富の分断
国籍を選べる人と、選べない人。教育、医療、治安、ビザの自由度――すべてが「どこの国籍か」で決まる時代。国籍が“現代の身分制度”になってしまうかもしれません。
⚖️ 倫理と法のグラデーション
売買ができるようになった瞬間、国籍は「サービス」になります。では、サービスなら「キャンセル」も「返金」も可能?
税金が高かったから返品します
戦争が始まったから解約します
他の国籍に乗り換えます
こうなってくると、「国」という存在の意味が問われます。愛国心?責任?郷土愛? すべてがお金に置き換えられてしまう未来。
🤖 国の終焉?メタ国家の誕生?
もっと先の未来では、こんな世界も考えられます。
バーチャル国家「MetaNation」が国籍を販売、仮想通貨で決済
無国籍者が“グローバル市民”として生きる新ライフスタイル
現実世界の国より、オンライン国家の方がサービスが手厚い
つまり、「国」そのものがアップデートされる可能性すらあるわけです。
まとめ:「国籍を買える」とは、何を売ることなのか?
国籍の売買が当たり前になったら、私たちはもう「どこで生まれたか」よりも「何を選んだか」で生きることになります。
それって、自由?それとも格差の固定化?
最後に。
この問いはただのSFじゃない。すでに一部の国では、一定の投資で市民権を与える「ゴールデンビザ制度」が存在しています。つまり、「国籍=商品」の一歩手前まで、現実は来ている。
あなたは、いくらで「国」を買いますか?
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