すべてのいのちは、祝福されている
- Takahito Matsuda
- 6月10日
- 読了時間: 2分

つかれた朝。 涙がこぼれた日。 なんとなく笑えなかった夜。
そんな日でも、私たちのいのちは、 ちゃんと祝福されているのだと思います。
なにかが足りないと感じたり、 うまくいかない自分を責めたり、 誰かと比べて落ち込んでしまったり。
それでも、いのちは、 ずっと私たちの中でやさしく息づいていて、 その存在そのものが、すでに尊く、意味のあることなのだと 伝えてくれているように思います。
誰かの役に立てなくてもいい。 何かを成し遂げなくてもいい。
今ここに、あなたがいること。 それだけで、世界はちゃんと喜んでいる。
そして、いのちはずっとそばでささやいています。 「だいじょうぶだよ」「そのままでいいよ」と。
比べなくていい。 がんばりすぎなくていい。
あなたのいのちは、 そっと、やさしく祝福されているのです。
そのことに氣づいたとき、 心の奥がふわっとあたたかくなる。
それだけで、もう大丈夫。
時代は今、速さや効率を求める流れの中にあります。 次から次へと目まぐるしく変わる日常。 情報に飲み込まれそうになる瞬間。
でも、そんな中でこそ、 立ち止まって深呼吸してみることが、 いのちと繋がる時間になるのかもしれません。
自然の中で風に吹かれること。 朝の光を浴びながら、少し目を閉じてみること。 ありがとうと心の中でつぶやいてみること。
それらは小さなことだけれど、 いのちをやさしく整えてくれる祈りでもあると思います。
私たちは、何かにならなくてもいい。 完璧じゃなくてもいい。
今日を生きる。 それだけで、あなたの存在は この世界の美しさの一部になっているのです。
あなたの呼吸。 あなたのまなざし。 あなたの存在。
それらすべてが、すでに祝福なのだということ。
今日という日が、 誰かにとって、 自分のいのちの祝福を思い出すきっかけになりますように。
この文が、少しでも心にやさしい風を運べたなら、うれしいです。
Comments