世界が変わる その少し手前で
- Takahito Matsuda
- 2025年12月24日
- 読了時間: 1分

人はよく、目に見えた出来事で世界を理解しようとする。
うまくいった。失敗した。変わった。動いた。
でも本当は、出来事の前にもっと静かな動きがある。
音が鳴る前に、空気が揺れるように。
波が立つ前に、水がわずかに動くように。
その小さな動きは、ほとんど気づかれない。
気づかれないから、なかったことにされる。
でも、そこがいちばん大切な場所。
心がざわつく前。言葉になる前。行動に出る前。
そのとき、内側ではすでに何かが動いている。
焦り。安心。信じる感覚。手放す感覚。
それらは目には見えないけれど、確かに世界の流れを変えている。
だから、現実を変えようとして外側を動かしても、うまくいかないことがある。
先に整えるのは、出来事ではなく、在り方。
立ち止まったときの呼吸。何も考えていない時間。理由なく静かな瞬間。
そこから、世界は少しずつ形を変えていく。
名前をつけなくても、説明できなくてもいい。
ただ、先にあるものを感じる。
それだけで、十分なのかもしれない。






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