夏至点を越えてから
- Takahito Matsuda
- 11 分前
- 読了時間: 1分

自然のリズムとともに、静かな変化を感じるとき
一年でもっとも太陽の力が満ちる「夏至」。その夏至点を越えてからの時間は、どこか内側に向かうようなやさしい氣配をたたえています。
強く照らしていた光は、これから少しずつ陰りをまといながら、わたしたちの心の奥にまで、そっと届くようになります。
自然界では、木々が深く緑をたたえ、水が静かに流れ、虫たちが歌い始める。すべてが、次の季節の準備を始めています。
そして人もまた、その流れの中で、自分自身の在り方をふと見つめなおす機会を与えられています。
――これから、どう在りたいだろう。――どんな光を内に灯していこう。
夏至を過ぎた今だからこそ、その問いが、静かに胸に響いてきます。
朝、深呼吸をしてみる。空を見上げてみる。水を飲むとき、少しだけ感謝の氣持ちを込めてみる。
そんな小さな時間の中にも、大きな宇宙の流れとつながっている感覚が、ふっと立ちのぼることがあります。
和多志(わたし)という存在が自然や地球の一部であることを、思い出す瞬間です。
夏の入り口、どうかあなた自身の光も大切に、静かに育てていってくださいね。
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