top of page

大洪水と文明の分岐点

ree

約4000~5000年前、世界各地に「大洪水」の神話や伝承が残されています。


メソポタミア文明(現在のイラク周辺)では、ウルの遺跡から紀元前2900年ごろの大洪水の痕跡が見つかっており、これが「ギルガメシュ叙事詩」に描かれた洪水の元となったと考えられています。また、旧約聖書に記されるノアの箱舟の物語も、この時期と重なるとされ、紀元前2500〜2300年ごろの出来事と推定されています。


つまりこの時代、人類は大規模な自然変動を経験し、それを神話として語り継いできたのです。


一方で、同じ時期に日本列島では、縄文文化が深まりを見せていました。縄文中期から後期にかけて(紀元前3000年前後)、狩猟・採集・漁労を基盤としながらも、自然と共に生き、祈りや感謝の精神を大切にした独自の文化が花開いていたのです。


このようにして、世界が「大洪水」によって大きな転換期を迎えたとき、 西アジアでは物質文明が台頭し、道具・技術・支配構造を中心とした社会が形成されていきました。それはやがて、物質の蓄積と拡大を極め、内側からの崩壊へと向かっていく流れを持っていました。


一方で、古代ユダヤを起点に広がっていった精神的価値観は、東へと伝わり、やがて日本の縄文文化へと合流していきます。祈り、感謝、自然との調和、そして目に見えないものを大切にする暮らし。その精神は、今も私たちの奥深くに残されています。


つまり、大洪水の後、地球全体は大きな分岐点を迎えました。 物質を選ぶか、精神を選ぶか。 それは、文明というよりも、人としての在り方の選択だったのかもしれません。

そしていま再び、私たちはその分かれ道に立っているのかもしれません。

最新記事

すべて表示
鼠ヶ関は、山形県鶴岡市の最南端。

鼠ヶ関は、山形県鶴岡市の最南端。 新潟との県境にある、小さな港町。 海沿いを走る国道7号からすぐの場所にあって、 JR鼠ヶ関駅も近く、旅の途中にふらりと寄れる。 弁天島を望む海は透明度が高く、 夏は鼠ヶ関マリーナ海水浴場が家族連れでにぎわう。 釣りや磯遊びも人気で、 岩ガキや海藻が育つ海の豊かさをそのまま感じられる。 近くには歴史深い鼠ヶ関関所跡、 海に寄り添う熊野神社、 地元の魚を味わえる食堂や

 
 
 

コメント


bottom of page