水は、記憶する。
- Takahito Matsuda
- 7月8日
- 読了時間: 2分

あなたは、水に言葉をかけたことがありますか?
たとえば「ありがとう」と言われた水は、美しい結晶を作り、「ばかやろう」と怒りをぶつけられた水は、くずれた形になると言われます。
それは科学ではまだ完全に証明されているわけではありませんが、「想い」の力が水に伝わる、ということを気づかせてくれます。
そもそも、人間の体は約60%が水でできていると言われています。
もし水に言葉が届くのだとしたら、私たちの言葉や感情が、自分自身にも深く影響しているのは当然かもしれません。
毎日の何気ない言葉。 自分への独り言。 誰かにふと届けた一言。 それらはすべて、体の水に波紋のように広がって、見えないけれど確かに、心とからだを変えていきます。
言葉は音。 音は波。 そして波は、祈りでもあります。
だからこそ、やさしい言葉は祈りのように、私たちの内側を癒していく力があるのだと思います。
水は記憶する。 その記憶は、愛や感謝の波動を宿して、静かにひろがっていきます。
私たちは、毎日その水と共に生きています。 言葉と感情を通じて、世界と響き合っています。
今日、だれかにかけるその一言が、 もしかしたら、自分自身の中の水に、 あるいは誰かの体の水に、 あたたかな記憶を刻むかもしれません。
そんなふうに、ひとつひとつの言葉を大切にしながら、 水と共にある自分自身を、やさしく抱きしめてみませんか。

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