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ここにしかない、いのちの風景──庄内という思想から見える未来


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はじめに

速く、正しく、効率よく。いつの間にか、そんな言葉ばかりが日常になっていました。

けれど、ふと立ち止まったとき、私たちは本当にそれを望んでいたのだろうか?そんな問いが、心の奥から聞こえてくることがあります。

その問いに、まっすぐに向き合っている場所があります。それが、山形・庄内という土地です。


風とともに暮らす人たち

庄内には、自然と争わずに生きる人たちがいます。

風の音を聞き、空の色に今日の調子を教わり、雨の日は、静かに家の中で手を動かす。

便利とは言えないかもしれません。でも、そこにはゆるぎない強さがあります。

自然に生かされていることを忘れず、命のリズムに寄り添って生きる暮らし。そこには、人と自然をつなぐ愛があります。


本物が残る理由

速くて安いものがあふれる時代。けれど、本当に心に残るものは、人の手で丁寧に作られたものです。

庄内には、今も手仕事が息づいています。土のにおいがする野菜、使うほどに味わいが増す器、言葉にしなくても伝わる笑顔。

それは派手ではないけれど、誰かのために手をかけるという、あたたかい気持ちが込められています。

その積み重ねが、地域を、そして人と人とのつながりを育んでいます。


すべてのいのちへのまなざし

庄内の暮らしには、あらゆるいのちを大切にする姿勢があります。

いただくものには「ありがとう」を、関わる人には「おつかれさま」を、そっと手渡すように交わす言葉。

それは、人間だけでなく、自然、道具、季節への愛でもあります。

暮らしの中にある小さなやりとりが、すべてのいのちに祝福を送っているように感じます。


マッタ創作所としてできること

私たちマッタ創作所は、そんな庄内の風景を映像と言葉で記録し、伝えています。

誰かにとってそれが、忘れていた感覚を思い出すきっかけになれば。ほんの少しでも、「生きるっていいな」と感じる瞬間につながれば。

そう願いながら、カメラを向け、言葉を選び、ひとつひとつの作品を紡いでいます。


おわりに

本物だけが残る時代。庄内には、まだ“本物”があります。

それは、急がずとも、人と人がつながり、自然と共にいのちを営む、静かで力強い日々。

その日々の中には、目に見えないたくさんの愛が詰まっています。

大切なことは、もうすでに、私たちのすぐそばにあるのかもしれません。

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